勉強が続く場所ってどんな場所?保護者の声から見えた答え
2026.08.01|中学1年・中学2年生向け
2026.07.31 | 中学1年・中学2年生向け
西浦和・田島の個別指導塾、英才個別学院 西浦和校 室長の笹野です!
今日は、中2特有の「何となく気持ちが緩んでしまう時期」に
目標が見つかったことで授業への向き合い方が変わったHくんのお話をします。
「成績が急に下がったわけではない。
でも、順位だけが少しずつ下がっている。」
そんな状態は、保護者の方にとって一番声をかけづらい時期かもしれません。
「まだ大丈夫なのかな」「今言うべきなのかな」と迷っているうちに、本人の気持ちだけが少しずつ勉強から離れてしまうことがあります。
今回ご紹介するHくんも、まさにそんな時期でした。
大きく崩れてはいないものの、「こんなにできないよ」と課題に向かう前から口にすることが増え、中2特有の中だるみが見られるようになっていました。
お子さまが急に勉強を嫌いになったわけではなくても、「何となく頑張れない」時期はあります。
その背景を一緒に整理するだけで、気持ちが動き始めることも少なくありません。
まず保護者様と面談を行い、最近の様子を詳しく伺いました。
「中2になってから、少し甘く考えているように感じる」というご家庭での印象と、教室で見えていた様子が重なっていました。
そこで期末テスト後にHくん本人とも時間を取り、今の学習状況だけではなく、「将来どんな高校に行きたいのか」「その先にどんな生活を思い描いているのか」を一緒に整理することにしました。

面談でHくんは、「そこそこの高校に行きたい」「できれば大学にも進学したい」と話してくれました。
そこで現在の学習ペースが続いた場合の未来予想図を具体的に伝えました。
その話を聞くうちに、Hくんの表情が少し曇っていったのが印象に残っています。
きっと、自分が思い描いていた未来とは違う景色が見えたのでしょう。
私は、「そんな未来は想定していなかったよね。でも大丈夫。君が思う未来に近づけるよう、一緒に変えていこう」と伝えました。
そして志望校を具体的に定め、「そのためには田島中で50番以内を目指そう」と目標を共有しました。
子どもが本気になる瞬間は、「頑張れ」と言われた時ではなく、「目指す未来」が自分の中ではっきり見えた時なのかもしれません。
その時、Hくんから自然とこんな質問が出ました。

夏休みに入り、夏期講習が始まるとHくんの授業への向き合い方は大きく変わりました。
以前は時間が過ぎるのを待つような姿勢だった授業で、自分からノートを開き、講師の説明に目を向け、積極的に取り組む様子が見られるようになりました。
さらに嬉しかったのは、「夏にやるべきことを教えてほしい」という言葉だけではありません。
「もし僕がだれていたら、ちゃんと注意してください」と、自分自身に対しても厳しくなろうとする気持ちを話してくれたことでした。
授業が終わるたびに見せる表情が少しずつ引き締まっていく姿を見て、「この夏の約束を絶対に風化させたくない」と強く感じました。
目標は私たちだけのものではなく、Hくん自身の言葉になったことが何より嬉しかったです。

中2の夏は、学力だけでなく「勉強に向かう理由」が決まる大切な時期です。
だからこそ、私たちは勉強方法だけでなく、その子自身が未来を描けるような対話を大切にしています。
もし今、「最近少し気が緩んでいる気がする」「声をかけても響かない」と感じているなら、一人で抱え込まずにご相談ください。
気持ちが動くきっかけは、お子さま一人ひとり違います。
そのきっかけを一緒に探していければと思っています。
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